GEMBA(ゲンバ) モノヅクリエキスポ

古九谷風絵付け体験とお抹茶で、町人文化の時代を満喫

レトロモダンな町家で九谷と粋な町人文化を味わおう

かつてこの地にあった小松城を中心に形成された小松の旧市街エリア。歌舞伎や曳山をはじめ粋な町人文化が今もなお色濃く残るこの地で、唯一、九谷焼の製作活動を行っていらっしゃるのが、作家の打田幸生氏です。 伝統的な建築様式の「こまつ町家」をリノベーションした建物に店舗を構える、「とら屋陶器店」のご主人でもあります。

本プログラムでは、九谷焼が焼物だけでなく様々な伝統文化の中で繁栄していったことを感じさせてくれるとら屋陶器店のお座敷に上がり、打田氏のご指導の元、「古九谷風」の九谷焼絵付けを行います。体験後はお茶室にて打田氏自ら点ててくださるお抹茶を味わいながら、お茶室に保存されている数々の調度品や風情ある雰囲気を五感でお楽しみください。

レトロな町家で楽しむ、九谷絵付け

とら屋陶器店で育った幸生氏が魅力を感じてきた古九谷の図案をもとに、誰でも「古九谷風」に挑戦できる絵付け体験を行います。 体験するのはとら屋陶器店 2 階。小松の地に町人文化の趣を残す「こまつ町家」のひとつです。朱塗りの壁のお座敷や、昭和モダンな雰囲気ただよう洋室、階下に見下ろすことができる立派な坪庭、奥にある茶室など、趣ある空間で九谷焼を存分に楽しめます。

 

町人文化を満喫。九谷焼で味わうお茶体験

小松の茶湯文化の特徴として、小松城に隠居した前田利常公が武家だけでなく商人や町人に広く茶湯を奨励した背景があります。とら屋陶器店でも毎年 5 月に行われ 250 年続く小松市最大のお祭り「お旅まつり」でお茶席を開催してきました。本プログラムでも絵付け体験の最後に幸生氏自らお茶を点てます。ゆったりとした時間の流れるお茶室の中で、五感で小松の町人文化の本物の歴史と趣を味わえます。

 

隠れ家のようなお座敷で楽しむ、名品の数々。

町家らしい急な階段を上がると、まるで隠れ家のようにお座敷やお茶室が広がります。こちらでは九谷焼の卸業・小売業をしてきた「とら屋陶器店」だからこそ今も保存されている、九谷における名だたる名人たちの作品を展示。伝統建築のお座敷や茶室といった落ち着いた雰囲気の中、美術館やギャラリーで観る作品とは一味違う側面から、九谷焼が繁栄してきた文化的側面を感じることができるでしょう。

 

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