工房一覧
小松市各所の工房や工場などで「ものづくり」の様子が実際に見ることができる『GEMBA/ゲンバ』。職人の手仕事を間近で「見学」できたり、実際にレクチャーしてもらっての「体験」ができるスポットもあります。各所の条件や注意事項を確認の上、まずは予約して訪問してみましょう。
九谷焼は完成するまでに大きく分けて3工程あります
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粘土製造
原料である花坂陶石を粉砕し、
九谷焼のもととなる粘土を製造します。 -
素地作り
素地作り轆轤(ろくろ)や石膏型を用いて
作品の土台となる素地を成型していきます。 -
絵付
絵具や箔を用いて素地に丁寧に色を付け
仕上げていきます。
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九谷焼[素地作り・絵付]九谷セラミック・ラボラトリー見学 体験2019年(令和元年)にオープンした九谷焼の複合型文化施設。九谷焼の原料となる磁器土の製造スペースとギャラリー、作陶体験ができるアトリエスペースも併設。小松市で採石している花坂陶石を粉砕する原料製造から、製造工程を学べる常設展示、新進気鋭の作家たちによる作品展示と総合的に九谷焼を紹介しており、さらに希望制でスタッフによる館内案内も可能。焼き物に詳しい方もこれから知りたい方も幅広く楽しめます。MORE
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九谷焼[素地作り]宮吉製陶見学 体験九谷焼の制作を大きく分けると、型やろくろで成型する「素地制作」と、その素地に絵を描く「絵付」の2つに分かれます。宮吉製陶所は「素地制作」を行う製陶所で、創業は1972年(昭和47年)。九谷焼の食器や花器、骨壺まで多様な形状の九谷焼素地を製造・販売。近年では飲料メーカーの容器制作など、さらに活動の場を広げています。MORE
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九谷焼[絵付]五十吉深香陶窯体験素地作り・加飾ともに様々な技法を得意とする工房。大正初期、石川県小松市に初代・浅蔵磯吉が素地作りの工房を開く。二代・五十吉(与作)が「浅蔵カラー」と呼ばれる色彩表現を確立。また、成形のしやすい花坂陶石の特性を生かし、素地に模様を彫り込むなど独特の世界観も構築。現在の三代五十吉(與成)は先代から受け継ぐ表現の幅をさらに広げ、現代のライフスタイルの中で心に残る作品作りに取り組んでいる。MORE
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九谷焼[素地作り]宮創製陶所見学 体験1914年(大正3年)に創業した窯元で、百年以上にわたり日々置物の生産を続けています。現在の主力商品は、招き猫やふくろうなど縁起物。他にも季節商品として干支や雛人形等を生産し、近年ではキャラクター商品の素地など現代的な需要に応えた多種多様な素地を生産しています。また、創業時の大正時代から昭和前期に作られた古い手起こし型を利用し、地元作家と美術工芸品を作りだす、という試みも行なっています。MORE
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九谷焼[絵付]錦山窯体験石川県小松市にある、九谷焼上絵付の窯元。1906年(明治39年)に初代吉田庄作が開業して以来、九谷焼の様々な技法を受け継ぎ、約110 年間作陶を続けています。なかでも得意とするのは金彩の技法で、初代から代々、金を使った絵付を特徴としてきました。三代美統は「釉裏金彩」の技法で国指定重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定者。そして四代幸央は伝統を継承しながらも、時代に合った新しい表現をしています。MORE
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九谷焼[絵付]陶窯 田村見学九谷焼の技法のひとつ、「毛筆細字技法」(もうひつさいじぎほう)を得意とする作家。虫眼鏡などで拡大しないと読めないほどの細かい文字を器に描く技法で、継承者は田村さんのみ。現在は古典文学などを題材に、”日本古来の美の体現”を目指して作品制作を行っており、成形・絵付けといった陶芸技術全般を行いながら、細字技法の更なる技術習得に励んでいる。MORE
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九谷焼[絵付]打田幸生体験様々な技法がある九谷焼の絵付け。なかでも「古九谷」「吉田屋」と呼ばれる、色鮮やかな絵付けを施す九谷焼を制作しています。また、「とらや陶器店」の店主も兼務。1921年(大正10年)創業、3代にわたって続く陶磁器販売店で、歴史ある町家の中には普段使いの九谷焼をはじめ、日本手ぬぐいや扇子などの和小物が並びます。石川県陶芸協会会員、伝統工芸士。受賞歴も多数。MORE
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九谷焼[粘土製造]谷口製土所見学1915年(大正4年)、初代・谷口岩松が花坂陶石の採石場を開発。九谷焼の原料として県内外へと出荷し、それまでの農業に代わる町の産業へと押し上げました。1951年(昭和26年)に「谷口製土所」として創業。以来、花坂陶石を主原料とした九谷焼磁器土の製造を続けています。近年では、土の特徴と職人の高い技術を生かし、九谷焼ブランド「HANASAKA」もスタート。新しいスタイルの九谷焼を提案しています。MORE
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九谷焼[絵付]竹隆窯体験富山県利賀村から移築しました、古い念仏寺を工房に構えています。内部の襖絵などは東大寺の故 清水公照さんによるもの。総欅造りの仏間や弁柄壁の床の間、江戸時代の小松城の茶室を移築した「竹隆庵」も併設しています。
伝統的な色絵技法と金箔をいかした様々な九谷焼を製作。ユニクロ・リーガル・ガンダム・コムサなど様々な企業とコラボ作品を制作し、全国で個展も開催しています。展覧会受賞歴も多数。MORE -
九谷焼[素地作り]佐野製陶所見学大正時代後半創業、1927年(昭和2年)から三代続く九谷焼置物の窯元です。初代・佐野与四松は京都と金沢の窯元で陶技を磨いたろくろの名人。二代・幸雄は沼田一雅に学んだ伝統工芸師。現在は三代・信一郎で、原型担当の弟・光雄は都賀田勇馬(彫刻家)に学んだ彫刻家です。制作の中心は招き猫やフクロウの縁起置物。自社制作の作品を中心に展示するギャラリー、ショップも併設しています。MORE
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九谷焼[絵付]山中國盛見学戦後すぐに開窯した、上絵を中心とする作品づくりを続ける工房です。工房は2階建てで、住居兼ギャラリーの1階では作品展示を、2階の工房では実際の制作風景が、それぞれお楽しみいただけます。現在は三代目の山中國盛が作品を制作。繊細な絵付け、特に小紋の緻密な筆致が見どころのひとつ。自然への造詣も深く、九谷の色絵で描いた花鳥風月の美しさを見ることができます。MORE
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九谷焼[絵付]宇喜多窯見学1995年(平成7年)に「宇喜多窯」として創業、活動25年目の窯元です。九谷焼の食器、美術工芸品などの素地づくりから絵付けまでを一貫して制作。得意とするのは花鳥風月や音楽に関する絵付けで、特にジャズパフォーマンスや楽器をモチーフにした作品を多数制作しています。また、工房にはギャラリーを併設しており、作品の展示・販売とあわせ喫茶スペースにてコーヒーやジュースなどもご用意しています。MORE
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九谷焼[素地作り・絵付]徳田八十吉陶房見学 体験九谷焼の名窯、德田家の三代であり人間国宝の德田八十吉の長女として生まれる。100色以上を自在に操る「耀彩(ようさい)」の技法を引き継ぎ、德田家の色をもとに独自の色彩表現を追求。歴代德田八十吉が独自研究と個性で独創的に高めてきた表現を深め続け、高い評価を確立する。2010年(平成22年)、三代目より「八十吉」を襲名。先代に授けられた技法を、さらに洗練した独自の表現として追及している。MORE
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九谷焼[粘土製造]二股製土所見学九谷焼の原材料である陶石を様々な工程を経て焼き物の磁器粘土に加工する製土工場です。
二股製土所は三代前の二股徳兵衛が京都からこの地に居を移したことが始まりとされ、1922年(大正11)頃の創業以来、仏大寺川の水資源を大切につかい、約100年に亘って九谷焼の粘土を作り続けています。MORE