GEMBA(ゲンバ) モノヅクリエキスポ

西出酒造

完全家族経営でこだわりの酒造りを行う酒造

大正 2 年、米と肥料を売る問屋から清酒製造業に転業して創業し今年で 109年目になります。
創業当時より代表銘柄の「春心」を造りつづけ、昭和 30 年に会社化。しかし、平成 8 年に経営不振によって経営者が交代し、金紋酒造となりました。
その後、現在の蔵元杜氏である西出裕恒が、幼少期の体験と日本酒造りの憧れが起点となって、加賀市の鹿野酒造で 「現代の名工」の能登杜氏、農口尚彦氏から酒造りを学んだのちに西出酒造を買い戻し、平成 26 年に合同会社西出酒造となりました。

現在は完全家族生産で、一つひとつの素材や酵母、製法にこだわった少量生産を主とした日本酒造りを行っています。
現在では少なくなった木桶の甑(こしき、蒸し機)による蒸米にこだわり、今シーズンからは木桶による仕込みにも挑戦。
また、観光酒蔵として蔵案内やお店での試飲販売を行っている他、土曜日限定で「カフェぐるり」も開き、枠組みにとらわれない日本酒造りを行っています。